2020年2月14日その他・お知らせ
竿を折る人と折らない人の違いは何か!
こんにちは!スタッフ大山です。
よく竿折る人と折らない人がいると言われますが、何が違うのか分からないと言うのが殆どだと思われます。
竿が折れるのは限界を超えるから折れるというのは分かると思いますが、
折ってみると、何でこんな簡単に折れるんだと思われると思います。
では、なぜそんな簡単に折れるのか説明させて頂きます。
まずは上のアニメーションを見てください。
釣竿の先から順番に竿尻に向かって曲がりの頂点が移動していると思います。
最後の画像ですと先のほうは一直線になっていると思います。
こういう曲がり方をしていると、竿に掛かる負荷がより強い手元のほうに
順番に移動して行き、負荷に弱い竿先のほうはラインの延長のようになり
負荷が抜けている為折れにくく、糸も切れにくくなります。
お次が竿を折る曲がり方です。
最初から次の角度まで同じ場所を頂点に竿が曲がっています。
更に最後の画像で同じ場所を絞り込んでみました。
これは竿の一点に負荷がかかり、弱い(曲がりやすい)場所で止まっていますので簡単にその場所の限界を超えてしまいます。
この曲げ方は竿を立てると言われています。
ま~魚の取り込み時や根掛り外しの時にこの曲がり方になる事が多いので
お気をつけ下さい!
と言うわけで、折りやすい人と言われる方は、
この竿を立てちゃうことが無意識に多いので折れる危険が多くなってしまうと言うことですね。
ちなみに、最初の画像が竿を曲げるで次の画像が竿を立てると言われています。
同じような言葉ですが、実際に曲げてみるとこんなにも竿の挙動が違いますので
お気をつけ下さい。
ちなみに「あわせ」でも、竿を曲げたほうが移動距離も少なく力も段違いに
かかります。
竿を立てると思ったほど力が掛かってないので、フッキングミスに
繋がりますのでご注意下さい。
ま~こんな事書いていますが、一番修理でお持込になられるのは
糸のつけっぱなしによるトップガイドの根元折れがダントツの1番ですので、
面倒でも毎回糸は切って、リールに巻き込んで収納してくださいね。