2024年9月27日その他・お知らせ
スタッフ亀田の富山湾エギング釣り歩きレポート③
大雨通過後、三連休の後に古巣富山県へ釣りに行ってきました。
前回行った時(10日前)キジハタがまだ釣れてた、サーフからショアジギングで青物が釣れていた、港内でカマスが釣れていた、港内で豆アジがしこたま釣れていた、等々秋の釣り物が目白押しだったにもかかわらず、エギング1本で行ってしまい後ろ髪をひかれながら帰路につきました。
23日は21・22日の暴風雨の影響で海はダダ荒れ海は濁りまくりでこの2日は釣りになってないと思い、行き当たりばったり目的地も富山県という大雑把な計画、風やうねりの状況で『この風ならココ』『この潮の流れならコッチ』と12年前の記憶をたどりながら風の吹くまま気の向くまま・・・今回は亀田一人釣行(現地で佐久のお客様2名に遭遇)
しかーし!世の中そんなには甘くなかった、Uターンしてきた台風被害は思ったよりもひどく南向きに面したポイントは泥濁り&うねりが残っており、水面まで4~5mの堤防を波が越えてる状況で釣りどころか堤防に立ってるのも恐ろしい状況でした。
また一級河川はもとより小河川や海に繋がっている用水路迄マッチャッチャでしばらくは海の濁りも回復しないのでは?という感じでした。
マジ投げのキスや河口域で風物詩のハゼも気になるところなんですが、二兎追うものは一兎も得ずじゃないですが欲張っても全ての釣りが中途半端になってしまっては元も子も無いですから(;^_^A
と、いうわけで今回もエギングのみでチャレンジ、来月も2回釣行予定なのでエサ釣りはその時に堪能することにします。
こういった状況の時は東向きに面した経田~滑川ならと移動したところ案の定海はクリアーで穏やかな状態、今回はここを拠点に釣り歩いてきました(経田から滑川には広い河川が無く海が濁りにくいんです、逆に考えてココが濁ってるようなら富山沿岸はどこも濁ってるわけですね)
先ずは魚津補助港へ行ってみました、ここは駐車しやすく近くに24時間無料で使えるトイレがあるんです、コンビニや食事をするところが近くにありませんが魚津本港まで行けば(車で10分ぐらい)コンビニも食事をするところも、お土産屋も魚屋もあります、魚津本港にもトイレはありますが、本港は基本テトラに乗っての釣りになるので安全面から見るとあまりオススメとは言えません(港内でサビキなどの小物釣り、テトラに乗って外海でエギングやショアジギング)。
魚津本港も補助港も夜中の2時頃から6時頃まで漁船が出発したり帰ってきて荷下ろしをしたりするので、漁業従事者の邪魔にならないように釣りをしていれば怒られることもないと思いますが注意を受けた際は素直に従って移動や撤収するようにしてください。
港内でエギをしゃくっていると何となく違和感があり合せてみると掛かりました!しかしアオリイカとは違う引きでコウイカ(スミイカ)かな?と思ったらなんじゃこの妙ちくりんなイカは!?
今まで釣っていたコウイカとは何となく姿形や色が違うような気がしました、アオリイカにしては触腕が無い、コウイカにも似てますが大きな甲が無いし頭頂部に尖った部分が無い、なんじゃこりゃ(◎_◎;)!
※イカに詳しい方に確認したら紋甲イカとのことでした、富山の海で20年以上エギングやってますが紋甲イカを釣ったのは今回が初めてです。
ヒットエギは上州屋オリジナルのEGstyle3.0号金オレンジ
このエギはシャクリ抵抗も沈降角度や沈降姿勢が良くて亀田の釣り方にはドンピシャ!なので気に入って使っています。富山湾は日によって潮がムッチャ早く中々エギが海底に着底しないこともあるので、糸状の鉛(フライ用品のレッドワイヤーやヘラブナ用品の糸オモリ)をエギのウェイト部分や胴巻きして重くしてあげると底が取りやすくなるので持ってるといいですよ。
入善・生地に比べたら全然水がクリアーで、明るい時間帯には群れをなして回遊するメジナやアジがあっちこっちで見られました、また生地港には淡水が流れ込んでいるので漁港の底の方が海水、表層の方は淡水という変な海なので塩分濃度の変化に弱いアジが苦しそうにもがいている光景を目にしました&激濁り。
前回行った時に見たカマスやサヨリの群れは確認できませんでした。
日中は暑くて釣りにならないので、風が良く通る場所へ移動して木陰で仮眠、夕方のいわゆる夕マヅメの時間帯から暗くなるまで再びエギングにチャレンジ。
富山湾(今回行った魚津)では太陽が対岸の能登半島に沈むのでスマホの待ち受けやパソコンのデスクトップ画面にしたらムッチャ映える写真が撮れると思います
亀田はこの時間帯に海に居るのが好き、昼間は暑いですがこれぐらいの時間帯から夜は少し肌寒く感じました、長袖の着替えや上に羽織る薄手の上着を持ってった方がいいかもですね。
エギをピンクにチェンジして2匹目のコウイカ。
てかこの時期にまだコウイカ釣れるんだ(◎_◎;)とチョット拍子抜け、本来コウイカは水深40m付近の砂地と岩場が混じるような場所に居て、産卵で浅場に上がってきた頃はエギングでよく掛かるんですけどね。
コウイカはスミイカというだけあってムッチャ墨を吐きます(アオリイカの比じゃないですよ!これでもかってぐらい墨を吐きます)、できるだけ海の中で墨をたくさん吐かせてから釣り上げないと自分に墨をかけられてしまいますので要注意ですぞ!
※堤防にイカを置く時も足の方を海向きに置かないとエギを外すときや活け締めするときに思いっきり墨かけられることがあります。アオリイカの外道でよく掛かります、パッと見似てるんですがコウイカには長い2本の触腕が無くアオリイカよりも茶色がキツイ色で目がムッチャ怖いのが特長です。
またコウイカの頭頂部には尖がった硬い部分があるので、堤防に頭打ち付けて尖がった部分を潰してからクーラーボックスに入れないとクーラーボックスの内部が傷だらけになってしまいます、その傷にイカ墨が入ろうもんならエライことです、コウイカが釣れて持ち帰るなら活け締めはもちろんですがこの処理をするのをお忘れなく。
今回の富山釣行は天気にやられた感じでした、アオリイカの釣り期は11月いっぱいぐらいまで出来ます、時期が遅くなるほど大きくなり難しくはなりますが行ってみてはいかがでしょうか?
エギングだけで行くのはもったいないとおっしゃるなら他にも秋の釣り物があります、堤防サビキアジ、河口域でのハゼ釣り、青物のショアジギング、美味い事群れが居れば小型のメタルジグやジグヘッドにワームでカマス、アオリイカもエギングだけが釣り方では無いので堤防でアジを釣ってブクブクで活かしておいたアジをエサにした泳がせ仕掛けでもアオリイカは狙えます。
富山県には美味しい海鮮料理の店や高級回転寿司もあるので、こっちも視野に入れていくと宜しいのではないでしょうか?
釣りとは関係ありませんが亀田が好きな回転寿司のネタです長野県の回転寿司では見たことありません、上がサーモンとイクラの親子軍艦、下はハマチと紫蘇の鉄火巻(まちこ巻)、旬の季節にはサーモンとイクラの親子軍艦のサーモンがサクラマスになったりします。
これはうまいですよ(〃艸〃)ムフッ!
この場でお店紹介しちゃうと色々とまずいので、富山のオイシイお店を聞きたい方はお店で亀田にお気軽にお尋ねください( ̄ー ̄)ニヤリ