「釣り人と共に」がモットー。釣り人あるところに「上州屋」あり。

2024年9月13日(金)、当店フライコーナー「巻き場」にて【オイカワ・バス・ギル特化型デモンストレーション】が開催されました。

フライの雑誌社から8月下旬に発行された「ブラックバス/ブルーギルのフライフィッシング」、そして大人気増刷された「オイカワ/カワムツのフライフィッシング」。

この2冊の発行にあわせて、同書にフライパターンやタイイングの解説を寄稿している井上逸郎さんをお招きしての開催となりました。

身近なターゲットであるオイカワ、カワムツ、ブラックバス、ブルーギル。フライフィッシングで手軽に狙える事から人気の釣りとなっています。

今回のデモンストレーションでは、そんな身近なターゲットに焦点をあてて、フライパターンからリーダーシステム、更に釣り方のコツまで徹底的に解説するという、正に特化型イベントになりました。

当日の開催風景を画像とともに紹介いたします。

解説はもちろん「みんなの師匠」としてお馴染み、井上逸郎さん。近所のオイカワから桂川の尺ヤマメ、管理釣り場での爆釣り、湖での大型トラウト狙い、野池のライギョ、そしてブラックバスと、そのすべてに「有り得ない」ほどこだわる鬼の釣り人(笑)。島崎憲司郎さんのお墨付きタイヤーでもあります。

井上さんが普段のオイカワ釣りで使用するオイカワフライたち。フックサイズは小さいながらキラめいたりユラめいたり、ところどころにこだわりが詰まったフライです。

井上さんは普段のオイカワ釣りではNEL-EPICの「OIKAWA バッグ」にフライケース数個とリーダーシステム数セット、そしてOIKAWAネットを持ち、膝丈のウエーダーブーツという軽装で気軽に釣りに出掛けているようです。

フライパターンもさることながら、釣果爆発の秘訣はそのリーダーシステムにあります。周りの釣り人より明らかに数を伸ばす釣果の秘密がここにあります。

本邦初公開となるOIKAWAリーダーシステム、惜しげもなくその秘密を公開してくれた井上さん。この解説を見た人はとてもラッキーでしたね。ぜひご自身でその爆発的な釣れっぷりを体験してみてください。

フライパターンやリーダーシステムの他に、実際の釣りにおけるスィングの角度や速さ、そして数釣りや大型サイズ狙いのコツまで詳しく解説してくださいました。

手軽なターゲットであるオイカワ/カワムツですが、実際に釣りをされている方に話を聞くと、思うように数が伸びないとか、安定して釣れない、大きいサイズが釣れないなど、苦戦気味の方も多くいらっしゃるようです。

たかが小物釣り…されど小物釣り。小物と呼ばれるオイカワでも、安定して数を伸ばせて大型が釣れる方法があるのです。小物つりですが、こだわるとメチャクチャ奥が深く面白いですよね。ぜひお試しください。

イベント告知段階から多くの問い合わせがあった注目のセミパターン。巻き場に集まる仲間たちからは「キモゼミ」と呼ばれているパターンです。気持ち悪いほどリアルなので「キモゼミ」。そのままのネーミングですね。

日々進化しているキモゼミは、今ではウブ毛まで生えています。ここまでこだわるのももはや鬼の域ですよね。今回のベントではキモゼミのボディ製作について詳しく解説して下さいました。

島崎憲司郎さん考案のホローボディフライに、井上さんなりの工夫を繰り返し繰り返し加えて今の形になったというキモゼミ。その不思議感・疑問点たっぷりのタイイング方も惜しみなく解説して下さいました。もはやフライタイイングというより工作ですけどねｗ。

ホローボディ改キモゼミボディ製作にあたり、ボールペンやローラー、乾電池(!?)まで活用してしまう井上さん。当然デモンストレーションは驚きと発見、そして笑いが連発する楽しいものになりました。

今回のデモは「キモゼミ」のインパクトが強すぎて、他のパターンやブルーギル関連の解説時間が無くなってしまいました。またの機会に改めてたっぷりと紹介してもらおうと思います。

ご参加のみなさま、ありがとうございました。
今回見逃してしまった方は、第２弾・第３弾をお楽しみにしていてくださいね!!