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さくてん 佐久店

ショップニュース

2024年8月25日その他・お知らせ

スタッフ亀田の富山エギング釣行レポート&楽しいアオリイカ釣りの蘊蓄

日中の気温42℃湿度90%、長野県では体験できない気候(◎_◎;)、午前1時に富山入りしたんですが、その時点でも気温35℃(◎_◎;)

一応夜中もエギしゃくってみたんですが2時間無反応、触りもアタリもイカパンチの一つも無い状態、そんな中今回の同行者Iさんがバグアンツのテキサスリグでキジハタをゲット!立て続けに3匹ゲット(◎_◎;)!!!
海の中が秋ではなくまだまだ夏なのかな?という印象でした。

亀田は明け方近くに睡魔に負けて仮眠(˘ω˘)zzz、目が覚めたら昼間は短パンにサンダルでサーフや河口でキスやハゼ釣りやって、多少は涼しくなるであろう夕方から日没までエギングという目論見にしました。

Iさんのキジハタ3連発!
一番下のサイズのキジハタは黒部のとれたて館で1匹7000円してました
高級魚と呼ばれるだけのことはあるわぁΣ(・ω・ノ)ノ!

ひたすらシャクリ続ける亀田のエギングロッドに『コン!』アオリイカではない何かがヒット!と思ったらワタリガニでした(笑)エギのカンナがハサミに掛かっていたので一応釣ったと認識、これでボーズは免れました(笑)

結構コンコン当るのでワタリガニがかなりの数が居るのではないでしょうか?

ランチは富山市内の亀田オススメの回転寿司を予約していたので、車を走らせ富山市内に近い岩瀬浜(神通川河口の右岸)でキスをやることに、釣り仲間からの情報で遠投しないと釣れないと聞いていたのでマジの投げ竿持ってったのですが、釣れるのは『ワカサギ?』と見間違えるぐらいチャイチ―なミニミニピンギスばかり、同行のIさんはアジングロッドでちょい投げ、なんとちょい投げの方がデカイキス釣れるじゃん、10mぐらいの近場で20㎝サイズのキス4匹釣ってました(@_@)。

岩瀬浜からちょっと滑川市方面に走って上市川の河口でハゼ釣りにも挑戦、8月2日に来た時は5~6㎝しか無かったハゼが8~10㎝ぐらいになっていました。足元で無限に釣れるんですが、炎天下で隠れる場所もなく、暑さにギブアップ。

リール竿(メバリングやアジングの竿)でやったのですが手返しを考えるとテンカラ竿や渓流竿の方がいいです!

日中は灼熱地獄ですな、凍らせた500mlのペットボトル7本飲んじゃいました、またコンビニやスーパーで氷が売り切れてることがしばしばあるので、保冷力の高いクーラーにこっちから氷を用意して行った方がいいかもしれませんね。


お昼を食べた後は海辺の木陰でちょっと仮眠
Iさんは一睡もしないで夕方のアオリイカタイム迄竿を振り続けてました(◎_◎;)!

帰りのこともあったので、できるだけ糸魚川ICの近くへ移動、日没の時間に間に合うように入善漁港付近まで移動して墨跡などのチェックをしてみたのですが、墨跡皆無(@_@。

他のエギハンターも皆無、エギ竿をしゃくってる釣り人は一人もおらずチョット拍子抜け、時々釣り人にすれ違うのですが持っているタックルは全員がキジハタ狙い、まだアオリイカには早いのかなぁ・・・と一抹の不安を抱えながら入善漁港から新潟方面へサーフや突堤をランガン。

水平線に太陽が沈むころからポチポチアタリが出始めるもまだイカが小さいのか全くエギにフッキングしない状態、入善~新潟側は潮流が速く2号のエギでは沈んでいかないので2.5号を使っていました。
アタリはあるのにフッキングしないジレンマの中ようやくまともなサイズのアタリがあり今期初のアオリイカゲット!
※2号のエギを使う場合は後付のシンカーをお忘れなく

例年そうですが新子(今年生まれたアオリイカの事)は明るい時間帯鹿釣れない気がします、日中のサイトか夜明け前や日没直後が釣り時のような気がしてます。

着底したエギをピュンピュン音が出ない程度に3回シャクってからのフォール中に竿先を引っ張られるアタリ、『どうせまたチビ助だろう』と思い糸ふけを取って竿先を頭上へ上げる軽いアワセをすると、ずっしり重量感!!&アオリイカの生命反応!!
よ・よかったー

ボーズは免れました(;^_^A

フォール中に竿先が引っ張られることが何回かあるんですがまだイカが小さいのかフッキングしないアタリが8割、夕焼けで辺りが薄明るいうちはアタリが頻繁にありましたが日没後(暗くなってから)はアタリがピッタリ無くなってしまいました

ヒットエギは上州屋オリジナルのEZスタイル2.5号のオレンジゴールドでした

その後離岸テトラポットギリギリに着水したエギにキジハタがヒットしたのですが、所詮エギのカンナでは強度不足だったようでランディングの時にバレてしまいました。

その後もう1匹追加。

いま来てる台風が行き過ぎて海が穏やかになってくれれば【9月2週目の3連休辺りかな?と考えてます】、3号のエギ中心にアオリイカ釣りシーズンも本格的に始るんじゃないかなと思っています。

別行動で佐久店のお客様が新潟方面にエギングに来ていたので連絡してみたのですが、浦本・能生・筒石と移動して4匹との事でした。

明るい時間帯に岸から100mぐらい沖合でナブラが立ち、ナブラの上空には鳥鳥鳥🐤🐤🐤、上空の鳥の位置を見ていれば次にどこでナブラが立つのかが予測できます。小魚を水面に追い詰めてる魚の正体は分からなかったですが、黒部の鮮魚センターなどに並んでる魚から想像すると、ヒラマサかシイラかなぁと思います、また追い詰められてる魚はコズクラかツバイソ(標準和名だとワカシ《ぶりの幼魚》)かも知れません。また生地港内にカマスの群れも居ました、この時期はショアジギングのタックルも併用して持っていたいですね。

この写真は去年の8/30、富山県の生地漁港での釣果です。使ったエギは今回と同じ上州屋オリジナルのEGスタイルのゴールドオレンジとマーブルピンクの2.5号、この日は確か夜中の1時頃から始めたんですが4時ぐらいまでアタリも触りも何も反応が無かったのですが、水平線が明るくなる4時半位からアタリが出始め、1時間半ぐらいの間に10匹でした。

余談ですがイカを数える時の単位は釣ってすぐまだイカが生きてる時は【匹】で数え、死んで魚屋の店先に並ぶと【杯】と数えるのが正しいんだそうです。

エギングはエギが海底に着いてるのが竿で感じられないと釣るのが難しい釣りです、シーバスやキジハタなどのように巻いてるルアーがガツン!とひったくられるようなアタリは皆無、基本イカは沈んでいくものに反応することが多いので『アオリイカ釣りは経験が必要でアタリが取り難いよ』と言われるのはその為なんです。

アオリイカがエギを発見するとエギの頭を一回掴みます(俗にいうイカパンチ)、要はエサの後頭部を一発引っぱたいて気絶させてから本体を掴んでくるわけです、このイカパンチが竿で取れるようになると釣果が格段にUPします。

最初はアタリの取り方が難しいので何回かアオリイカを釣ったことがある方に同行してもらった方が上達が早いと思います、それでも独学で釣りたいという方にアタリが取りやすい誘い方をご教授しましょう

①キャスト⇒海底まで沈める⇒糸ふけを取って2~3回しゃくってエギを浮き上がらせる⇒再び海底に着底させる⇒糸ふけを取って竿先だけを使って自分の方にエギを引き寄せる⇒これ以上竿先が動かせなくなったら、再び2~3回しゃくっての繰り返し・・・
但しこの釣り方は海底が岩礁地帯など根掛かりが多い場所には不向きです。
手前に引っ張るスピードは超スローがイイデス、何か急に重くなったり竿先が引っ張られるような感覚があったらそれがアタリ!
竿先を頭上に立てるようなアワセをして下さい、電撃フッキングのようなアワセはNGです。

②キャスト⇒海底までエギを沈める⇒2~3回しゃくってエギを浮かせる⇒再びエギを海底まで沈めるのは①と同じなんですが、今度は竿先を下に構えて超ゆっくりリールを巻ながらエギを沈める。海底にエギが着いて竿先にゴツゴツした感覚があったら、再びしゃくっての繰り返しです。

このエギが沈んでいる時に後ろからエギを追いかけてイカパンチすることが多く、この時に『あ!触った!』っていう前アタリが分かるようになると釣果が格段にUPするわけです。
魚ではないので電撃フッキングみたいなアワセは必要ありません、あまり強くあわせてしまうと、イカの足がちぎれて上がってくるとかの現象が多発してしまいます。

シャクリアタリって聞いたことありませんか?
釣り人が竿をしゃくった時にズン!と重くなりアオリイカがヒットする事で、アタリが一番分かり易くエキサイティングな瞬間でもあります、しゃくった時にドラグがジジッ!たまらない快感です。
しかしこれはフォール中(エギが沈んでる時)にアオリイカがエギを掴んでいることに気付くことが出来ず、次のシャクリを入れたときに初めてかかっていたことに気付くアタリで、快感ではありますが亀田的にはちょっと恥ずかしいアタリです(*´∀`*)

エギは殆どのメーカー品で【1m沈むのに〇〇秒】とパッケージに書いてあります、仮に1m沈むのに4秒で釣り場の水深が10mとすると、エギが海底に着く時間は40秒という事になります、なのでまだ20秒しか経ってないのに糸が沈んでいかなくなるような現象はイカがエギを掴んでいると考えられ、これもイカのアタリという事になります。ですので感度のイイ竿程アタリが取りやすくなるわけです。
まだイカが全体的に小さいうちは竿の硬さはML(ミディアムライト)がオススメ、3号のエギでも乗ってくるようになったらM(ミディアム、MLよりちょっと硬め)がいいと思います。

【今回使った亀田のタックル紹介】
竿:ダイワ ILエメラルダスMX86ML(中通し竿)
リール:シマノ ヴァンフォード2500
メインライン:PE0.6号+ショックリーダー6Lb
エギ:上州屋オリジナル EGstyle2.5号のオレンジゴールド

またエギングに行くときは水汲みバケツを持って行きましょう、アオリイカは共食いをしないので一度釣ったエギに仲間の味がついているとそのエギには二度と乗ってこないことが多いです。
一度釣ったエギは次にキャストする前に墨やぬめりを洗ってからキャストすることをおススメします、この時捨ててもいいような歯ブラシを1本持っていると汚れが落としやすいと思います。
更にマナーとして堤防で墨を吐かれてしまったら必ず洗い流すことが最低のルールですので、吐かれた墨をそのままで帰らないようにしてください。
イカをごぼう抜きに釣り上げて堤防にドン!と置いてしまうと墨を吐かれることが多いです、水中で墨を全部吐かせてから堤防に上げられればべストですが、全部吐き切らない状態であれば足を海側にしてソッと堤防においてあげれば墨は吐きません。

イカの墨は墨汁を片栗粉で溶いたような液体なので服に付くと中々洗濯しても落ちないのでご注意下さい。

ライフジャケットの着用など海で遊ぶための最低のルールを守って楽しむようにしてください。

こんな感じにイカの口に近い場所にフッキングしたり、ガッチリ全足で抱きかかえるように釣れた時はイカの数が少ないことが多いです。
まわりにライバルが少ないのでゆっくり安心して抱いて来るのでこのように掛かることが多くなります

逆に足1本だけに掛かってくるときはイカが沢山いる時にこんな釣れ方をします、見つけたエギを我先に捕まえたくて腕を伸ばしてくるのでこのような掛かり方を知る訳です。『腕1本で上がってきたから今日は活性が良くない』という事を時々聞きますが、それは都市伝説だと思います。
腕1本で釣れてくるイカが多い時は、その場所に沢山アオリイカが居る証なので粘って数釣りが出来ますが、がっちり抱いて来る釣れ方をしたらイカが少ないので、チョット粘って釣れなかったら早々に場所移動した方がいいという目安にもなる訳です。

10月11月になると大型が釣れ始めます、アオリイカは1日1㎜成長すると言われています、後半になればなるほど警戒心が強くなり簡単には釣れなくなりますが、この難しさが上級エギンガーが愛してやまないゲーム性なんだと思います、この写真は2023年の11月に富山県の魚津漁港で釣ったアオリイカ、使ったエギは3.5号です。

この時期になると誰もが届く範囲のイカはスレッカラシばかりなので、皆が飛ばせない距離を飛ばしてスレてないイカを狙うために9Ftクラスの長い竿が有利になります。

中々1本の竿で全シーズン通すのは無理な釣りなので一番行きたいシーズンに合わせて竿を選べばよいかと思います。
初期の数釣りならML(ミディアムライト)、最盛期はM(ミディアム)、終盤の大型狙いや春の親イカ狙いならMH(ミディアムヘビー)は持っていたいですね。

場所にもよりますが富山湾は暖かい温排水が出てる場所もあり例年クリスマスぐらいまでアオリイカのエギングが楽しめます、また8月以外は1年中何かしらのイカが居るのでイカ専門に狙ってる地元アングラーも居るぐらいです。
1月~3月ヤリイカ、4月5月はスルメイカ、6月7月はケンサキイカとコウイカ、8月は暑くてやってられないです(;^_^A、9月~11月がアオリイカ、12月はヤリイカ、全てエギングで狙えます。

これが今回使った上州屋オリジナルのEGstyleエギ、2号、2.5号、3号、3.5号のアイテムがあり、カラーはピンクマーブル、オレンジゴールド、オレンジマーブル、アジゴールド、サバシルバーの全5色があります。
去年発売されたエギなんですが、発売当初から沈降角度やシャクリ抵抗具合が亀田の釣りにベストマッチで好きで使っています。

余談ですが着替え4回分持って行って全部使いました、帰りに汗だくなのは気分的にヤだったので生地清水(黒部市の生地周辺には立山連峰の雪解け伏流水の湧き水が出てるところが沢山あるので、冷たい湧き水で体拭いてきました)

また、夜でもかなり暑いので半そで短パンにサンダルと言うスタイルで海に行ったのですが、蚊や磯ブヨの猛攻を受ける羽目に(゚д゚)!
防虫スプレーや強力な虫刺され薬持ってった方が良いですね、腰に下げる電子蚊取り器やアウトドア用の蚊取り線香なんかも有効だと思います。

次回は9月13日未明から昼頃までしゃくってみようかと思ってます、この時期になると平日でも人気のポイントや有名なポイントは人だらけなので、今回は富山勤務時代に温めていた超マイナーなポイントを下見してこようかと思ってます。
コロッケサイズからトンカツサイズのアオリイカは10匹前後の群れで沿岸のカケアガリを回遊していることが多いので、1匹釣れれば周りに沢山いるはずですが、何回かしゃくっているとスレてしまうので次の群れの回遊を待つか自分が動いてランガンした方が群れにあたる確率があがります。
シーズン初期は一か所に腰を据えるような釣り方でなくあっちこっち動き回る拾い釣りの方が釣果が上がると思います。
前回富山行った時にディエギングやってると沖合で大きなナブラやボイルが何回もあるのを目撃しているので、ショアジギングタックルや投げサビキタックルなども用意していくといいでしょう。

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