2024年7月17日おすすめ商品
【まじんカディス】タイイング手順(リバーピーク ZEROファイバー使用)
river peak社から発売されているシンセティックマテリアル、ZEROファイバーを使用したカディスパターンのタイイング手順の紹介です。
ZEROファイバーを監修された「まじん」さんに実際にタイイングしていただきましたので、ぜひ参考になさってください。
river peak ZEROファイバー
吸水性0%のシンセティックマテリアルで、ドライフライのボディ材、ウィング材、ポスト材、として、またストリーマーのウィング材に使用されるマテリアルです。
フロータント処理無しでもよく浮き、浮力が落ちても水切りのみで再び浮力が復活します。もちろん予めフロータント処理を行っておくとより効果的です。
まじんさんは比較的粘度の高いペースト/ジェル状フロータントを使用しているとの事。ペースト/ジェル状フロータントとZEROファイバーの相性が良いのだとか。
ちなみに、ここ上州屋八王子店では、まじんさんと交流のある方が多くご来店される事、また日頃からまじんさんご本人と上州屋八王子店の交流がある事から、愛着の意と敬意をこめて「まじんファイバー」と呼ばれています。
まじんカディス
まじんさんが渓流の釣りで常に多用するドライフライ、まじんカディス。ZEROファイバーをウィング材に使用し、またハックルスタッカー風に処理したコックハックルが特徴のカディスパターンですね。
ZEROファイバーの特性により浮力が抜群で視認性が良く、また非常に軽量なので投射性も抜群です。大き目のサイズでも3番ロッドで楽に扱う事が可能です。
一般渓流、河川型管理釣り場はもちろん、特に山岳渓流では抜群の威力と効果を発揮します。中でも増水気味の山岳渓流では絶大な効果と使用感により、とても頼りになるパターンです。
通常のエルクヘアカディスレベルではあっという間に流れに揉まれて沈んでしまうような状況でも、その驚異的な浮力によりガンガン使えるのです。
また視認性の良いパラシュートパターンでもキャストをためらってしまうような状況でも、躊躇なく打ち込めてしまいます。
このあたりのテンポの良さは、増水気味の山岳渓流では特に重宝します。増水気味の溪では流れや波が釣り人の気配をカバーしてくれ、釣り人によるプレッシャーも少なくなるのでおおむね渓魚の活性は高くなります。ストレスフリーで効率良くテンポ良く打ち返していく事が求められます。
そんな状況下でストレスなく繰り返し続けて打ち返す事が出来るのがまじんカディスなのです。ヤマメ・アマゴはもちろんですが、イワナには特に絶大な効果を発揮するでしょう。
まじんカディスのタイイング
■フック:好みのフック、10番~12番など
■スレッド:好みのスレッド、8/0・6/0など
■ボディ:好みのダビング材、タンなど
■ハックル:コックハックル(普段あまり使用しない長めのファイバー部分を使用)
※好みにより各サイズ・各カラーでタイイング
下巻き後、ダビング材でボディを巻きます。フックシャンクの半分ほど。
ZEROファイバー取り付け。量は画像を参照(12番サイズ)。まずは適量の束をたすき掛けで止めます。
パラシュートポストの要領でフックの上部にまとめて立ち上げます。
ハックルを取り付け、パラシュートの要領でZEROファイバーの根本にハックリングします。
パラシュート状に巻かれたハックルを指で後方に撫で付けて倒します。
ハックルは後方に撫で付けたまま、ZEROファイバーのポストを前方に倒します。
ZEROファイバーを再び後方に折り返り、2~3mmほどのヘッドを整形。
フィニッシュしてウィングを好みの長さにカットして完成。
不規則に後方に撫で付けられているコックハックルにより投射性を確保、同時に水面上でのフラッタリング風の動きも演出します。
目指したのは浮力と視認性、現場での使いやすさ、タイイングの簡素化と早さ、そして良く釣れる事との事です。
これから夏本番にはZEROファイバー ブラックを使用したテレストリアルカディスも有効です。また更なる視認性のためにピンクやイエローなどの蛍光色をワンポイントで入れると良いとの事です。
ちなみにZEROファイバー ブラックとホワイトを組み合わせた「スカンク」は夏のイワナ釣りに特にお勧めとの事ですので、ぜひお試しください。
只今、river peak ZEROファイバー、ホワイトを除く全カラー在庫があります。ぜひ真夏の山岳渓流でまじんカディス、まじんスカンクをお試しください。
※ホワイトはメーカー欠品中。
※まじんさんご本人タイイングによる見本フライを展示中です。ぜひ参考になさってみてください。
★参加者募集★ 嶋崎了氏 渓流フライフィッシングスクール
※参加お申し込み受付は八王子店のみとなります。
※お電話による受付は承っておりません。
※参加費は現金のみ、参加お申し込み受付時にお会計となります。
【募集要項】
■日時:2024年10月6日(日) 午前9:00頃~午後4:00頃