「釣り人と共に」がモットー。釣り人あるところに「上州屋」あり。

熟成ニジマスのお刺身が大好きな店長です♪

今回は、究極とまで言われる「津本式血抜きポンプ」を使用した魚の仕立て方のご紹介です。

また、1本でニジマスを素早く安全にさばく事の出来る「津本式計測マルチハサミ」も使用してます。

生食はアニサキスなど寄生虫を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、淡水養殖＆ペレットで育てられているニジマスに寄生する事がないのは全国養鱒振興協会ＨＰ　に記載があります。

興味のある方はご安心してお試しくださいませ。

白河フォレストスプリングスさんや、小菅トラウトガーデンさん、日本イワナセンターさんなど、赤身のニジマスを放流している管理釣り場があります。

ニジマスの熟成に挑戦するには、赤身トラウトを釣らなければはじまりません。

狙って釣れるエリアと、数釣りゃアタルエリアがありますが、アフターフィッシングを楽しみたければ上記3つのエリアがオススメです。

フェザーが使えるのは日本イワナセンターさんだけですが、白河フォレストと小菅トラウトガーデンさんは「トルネード」「ぐるぐるＸ」「Ｘステック」「バベコン」などお助けルアーが使えます。

食材を確保するのが目的なので、最初から全力で使う事をオススメ致します♪

無事赤身トラウトをゲットできたら、無駄にＡＴＰ（熟成でうまみ成分（ＩＭＰ）にかわるエネルギー）を消費させないよう「津本式ハサミ」の絞めツノで脳締めします。

うまく脳にヒットすると、目は丸くなり、口が開くのですぐにわかると思います。

理想は40cm以上のお刺身サイズのみキープして（小さいほど死後硬直が早く熟成には不向き）、熟成ニジマスの為にひと手間かけましょう。

マルチハサミの湾曲した背面を魚体に沿わすと、驚くほど簡単にウロコが落とせます！

専用のウロコ取りでも良いのですが、1つでも荷物を減らしたいので試しに使った所従来品は不要になりました(笑)。

ウロコと一緒にぬめりも落ちるので、裁き場のある釣り場では臭いの原因になるものは極力置いて帰りましょう♪

今までは出刃でさばいていましたが、まな板が用意されていない釣り場ではやりにくい事がありました。

ハサミなら、底を気にせずチョキチョキするだけ。

津本式計測ハサミは、枝を切る剪定鋏をもとに設計（湾曲）されているので、硬い骨も楽々カット可能です。

見た目を気にせず、尾も頭も落として帰れば帰宅した後無駄なゴミも減らせて効率的！

まずはエラまくと尾をスパっとカットします。

いよいよ津本式ポンプの出番です。

切った尾の断面に見える脊柱の上に位置する神経を水で流して流します（神経絞め）。

続いて、脊柱の下に位置する動脈に水を流し、皮目や毛細血管の血を洗い流します。

白いひも状の神経が出てくる事は少ないですが、気になる方はあらかじめ神経絞め具で壊してから水を流すと出やすくなります。

津本式で一番重要な作業です。

エラまく桐で空けた穴から腎臓部にリムーバーを挿入し、血管を水流で圧迫します。

魚体が膨らんだら成功です！

これにより、魚の血が高い精度で抜ける為、臭み成分や腐敗原因の酵素類も流れるので美味しく熟成させる事が出来ます。

津本式ハサミで、エラごと頭を切断し、肛門から細い下刃を入れ、チョキチョキと腹を裂いて内臓を抜いたら完成です！

津本式では「立てかけ」が入りますが、さばき場でそこまで長居できないのでそれは省きます。

代わりに帰宅までの間に水分を抜く為、キッチンペーパーでぐるぐる巻きにしジップロックに入れ、きんきんに冷えたクーラーボックスで保管。

帰宅したらキッチンペーパーを交換し、冷蔵庫のチルド室（5度前後）で２４～３６時間熟成させましょう♪

栄養（血・内臓）を完全除去したら、空気と水を切るためにおさかな圧縮袋で脱気します。

キッチンペーパーを腹と全体に厚めに巻き、手動のポンプで真空（減圧）します。

おさかな圧縮袋は、手動のポンプ付き。
釣り場で真空保存の出来る便利アイテム！
詳細はコチラ

釣りから帰っても、翌日～明後日までアフターフィッシングが楽しめます。

新鮮な釣りたてのトラウトを処理するのは釣り人だけの特権です！

ぜひとも一度ご賞味いただきたい、熟成ニジマスの仕立かたのご紹介でした。

津本式コラボ　究極の血抜きポンプと、マルチに使える多機能ハサミ　計測マルチハサミは当店にて好評販売中！

店頭には、おすすめの赤身釣り場の釣果情報や㊙ルアーもございます。

ご来店お待ちいたしております！